« 2017年1月5日 | メイン

2017年1月12日 (木)

2017年1月12日

さて今日は接着の話をしますね。

今の靴はセメンテッドという製法の、ボンドで底材を固定している靴がほとんどです。

ボンドは「のり」ですからハガレることもあります。

セロテープのように何年も経過すると乾燥してパリパリって剥がれることもあります。

ボンドには有機溶剤といってシンナー(私も厳密にはよくわかりませんが)が含まれているのですが、その有機溶剤の質が悪いと、経年という要因だけでなく剥がれの原因になります。

「接着?そんなん、ノリペペッと塗ってペペッと貼ったらしまいやん」

とさぞかし簡単のように言われてしまうこともありますが、底の材質によって吸着するボンドとそうでないボンドがあります。

それから、もともとのボンドに含まれている有機溶剤の質が悪いことが原因で剥がれたのであれば、その上からボンドを塗布しても結局剥がれてしまいます。

古いボンドの有機溶剤の質が悪いと、剥がれた面にドライヤーで熱を加えるとその面が「ネッタネタ」もしくは「ネッチャネチャ」にまたは「ベッタベタ」になります。(しつこいね)

そうなるともう一度バフがけしてその古いボンドを除去するか、別の有機溶剤で溶かして除去してから新しいボンドを塗布することになります。

Secchaku1 これは底を剥がした本体側です。

輪郭に沿って上のほうが白っぽくて下のほうが黒光りしてるのわかります?

上のほうがバフがけしてうすく削って古いボンドを除去した状態。

下のほうがドライヤーによってネッタネタ、ベッタベタのままの状態。

Secchaku2

Secchaku4 また別の靴ですが、底側も熱を加えると黒光りして指をつけると粘着がすごくてくっついてきます。

接着修理、簡単に思われますが、古い靴だとまず損壊しないように丁寧に分解し、部品をクリーンアップし、再度組み立てる。

そんな作業です。

ちょくちょくお客さんご自身でトライして、うまくいかなかった、という状態でもってきていただくケースもありますが、修理人としてはできるだけ、できるだけそのままで・・・という思いもあります。

ただ自分でなんとかしてやろう!というガッツはマジリスペクトです。

ではまた!

靴修理と合鍵の店ジャンプソール

平日・土曜10~20時

日曜13~18時

祝祭日10~18時

富田町1-9-5  072-694-5801

http://www.jumpsole.sakura.ne.jp

左上のプロフィールもどうぞ

コメント

コメントを投稿